【挿し木のポイントとは!】やり方と私が成功した事例2種を紹介!
どうも、トンネルです。
植物を育てている方は多いと思いますが、「挿し木」をしたことがあるという方は少し限られるのかなと思います。普通に育てていれば別段増やす必要もないですし、あと挿し木は意外とうまくいかないイメージがあるかなと。実際、私も植物を育て始めたころは「挿し木」なんて夢のまた夢でした。と、まぁ随分と挿し木のハードルを上げてますが、実際ちゃんとした手順(私なりに)でやればさほど難しくないかなと感じたので、まだ挿し木に未挑戦の方の背中をポンと押せればと嬉しいです。
そもそも挿し木って何?
挿し木ってそもそも何なの?という感じですが、簡単に言うと植物の茎を切って、切り取ったものを土に植えて発根させて増やすことです。今回挿し木した1つは「カポック」です。高さ2mほどまで育ち天井付近まで伸びてしまったため、剪定して挿し木にしました。今回はカポックメインでお話させていただきますが、他の植物にも参考にしていただければと思います。(ウンベラータも挿し木しましたの少し書きます)
挿し木の方法
カポックは、わりと節が多い植物ですので挿し穂にするには向いているかと思います。私の手順としては、
【手順】
- 長さ15〜20cmほどで切る(2〜3節目安)
- 切り口を2cm程角度をつけて斜め切り
- 切り口を希釈した「メネデール 200ml」に浸ける(私は20分以上〜)
- 適度なサイズの鉢を用意
- 鉢に鉢底石を敷いてから挿し木用の用土を入れる
- (上の方の)枝葉を1〜2本残して他の葉を根本から切り落とす
- 残した葉も、それぞれ半分に切る
- 用土に挿す
【失敗例】
書き進める前に、私の失敗談を書いておきます。以前の記事でも書いてある通り、私は基本的な用土は「アイリスオーヤマ 培養土 ゴールデン粒状培養土 観葉植物用 14L」を使用しておりました。その時の私は「挿し木なんて、切って土に挿せばなんとかなるだろ」という考えで、剪定したカポックを事もあろうに「ゴールデン培養土に挿して終わり」という無謀な方法をとりました。しかも、季節も寒い時期だったと思います。(もううまくいく要素がない)もちろん根腐れしてダメになってしまいました。みなさんは真似しないようにしてくださいね><
時期はいつ頃が良い?
暖かくなってくる時期からが良いとされているので、5月半ば〜9月前半ぐらいのイメージで捉えてました。実際私も6月頃にやりましたので、時期的には良かったかなと思ってます。ただ、梅雨の時期はジメジメして乾燥が悪くなりますので、土の湿り感に関しては注意しながら水やりしてください。万一、茎の下の方が黒ずんで変色してきたら、根腐れの可能性が高いと思います。
使用すべき用土は?
挿し木/さし芽/種まきなどに適した用土が販売されておりますので、それを使用することをお勧めします。ちなみに、私が使用したパターンは下記の通りです。
- カポック → プロトリーフ さし芽・種まきの土 14L(10割)
- ウンベラータ → プロトリーフ 腐葉土 5L(8〜9割)+赤玉土(1〜2割)
私が挿し木した時のウンベラータは60cm程で、それなりのサイズがありましたので腐葉土をメインに使用しました。これは、私の友人がウンベラータと腐葉土に突き刺しただけで挿し木に成功した事例を聞いていたからです^^; 私は、赤玉土を混ぜましたが無事に成功しました。 (少なめの5Lもありますプロトリーフ さし芽種まきの土 5L)
置き場所はどこに?
上記で植えたカポックとウンベラータは、基本的に室内の陽当たりの良い場所に置いてました。陽当たりが良いと乾燥もしますので、毎日状態を確認してあげてくださいね。根腐れの目安「茎や葉の変色」「葉がすぐに落ちる」などになります。また、成功している状態でも、植え替え時に切り落とした枝葉の根元部分茎肉は、乾燥して落ちてしまいますが、これは気にしなくて大丈夫です^^(カポックの場合)
水やりの頻度は?
挿し木やさし芽の場合、割と水分を多めに与えたほうが良いそうなので、こちらは肌感覚になってしまいますが、平日は表面が乾燥してきたら水を与える。週末は、植物と鉢(土)全体にたっぷりと水やりをする。
植物は、基本的にチョロチョロ水やりしていると根腐れや水不足/空気不足になりがちですので、水やりするときはできれば屋外でたっぷりと全体的に水やりをして、水が鉢の下から流れ出てくるまで与えます。そうすることにより、鉢の中全体の空気の入れ替えができますので植物も元気になります。屋内環境がメインで、バシャバシャ水やりできない場合でも、浴室やシンクで鉢底から水が出るまで与えてください。
まとめ
- 生育状況に応じて挿し木(例:カポック15cm程/ウンベラータ60cm程)
- 用土は重要!適した土を使用しないと失敗も(汗)
- 用土の配合なども気にする
- 時期!陽当たり!水やり!に要注意
- 愛情も込める
正直、私はカポックは簡単でウンベラータはかなり難しいと思ってましたが、実際やってみると真逆でした。ウンベラータは、育ちすぎた枝を剪定してそのまま上記用土に突き刺して成功しました。実は、ウンベラータは挿し木が割と簡単な部類らしいです(びっくり)!植物としての価格も高いので、てっきり難しいかと思ってました。もちろんウンベラータも挿し木する際は、不要な葉は切り落としてください。また、残した葉もカポック同様に半分にしてくださいね。
理由は、挿し木後の栄養?が葉で消費されすぎないことと、葉からの水分の蒸発を抑えるようです。ただ、すべて落としてしまいますと光合成などに影響があるので、ちゃんと上部に少葉だけ残してあげてくださいね。
私でも「カポック」「ウンベラータ」の挿し木には成功しましたので、ぜひみなさんもチャレンジしてみてください^^
それでは、今日もありがとうございました。